データで読み解くコロナウイルス問題についてvol.2

お世話になっております。 Webコンサルタントの秦智紀(はたとものり)です。

本日もコロナウイルス問題について書きたいと思いますが、まずもって3月29日の夜に天才コメディアン・志村けんさんが亡くなったことが翌30日に朝の報道番組やネットニュースで流れてきました。物心がついた時から変なおじさんやバカ殿を観てきた世代として、なんとも言えず、悲しい気持ちでいっぱいでした。

そして、政府や東京都もコロナウイルスに関する記者会見を開くなど、日本中でも緊張感が高まっております。本日は、志村けんさんの死因と都市封鎖(ロックダウン)の是非について、データを用いて書いてみたいと思います。

天才コメディアン・志村けんさんが亡くなる・・・

3月29日にコメディアンの志村けんさんが、コロナウイルスが原因で亡くなったというニュースは、日本中の方々が衝撃を受けたと思います。
【志村けん死去、新型コロナ感染で入院中だった 23日新型コロナウイルスの陽性と判定された】
https://toyokeizai.net/articles/-/340837

私自身も子供の頃から大好きなお笑い芸人で小学生の時なんか何度もモノマネしたのを覚えてます。朝からテレビメディアでは、志村けんさんが亡くなったことを大々的に報道しており、多くの視聴者は感情的な部分でコロナウイルスへの恐怖心を抱いているのではないでしょうか?

小池百合子東京都知事の記者会見を受けて

そして、3月30日20時からは小池百合子東京都知事が緊急記者会見を開きました。
【「若者はカラオケ・ライブハウス、中高年はバー・ナイトクラブなど接待を伴う飲食店を控えて」小池都知事が呼びかけ】
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200330-00010035-abema-pol

何か大きな問題が起きたために発表をするのかと思いきや、「若者はカラオケ・ライブハウス、中高年はバー・ナイトクラブなど接待を伴う飲食店を控えて」かつ「平日夜間・週末の外出自粛」という呼びかけでした。私ですら何かあるんじゃないか?と思ってしまうくらいですから、多くの都民や国民の方々はドキドキしながら記者会見を観ていたのではないでしょうか?

また、私のもとにメールなどで政府が4月1日に緊急事態宣言を出すので、今のうちに飲み物や食べ物を買っておいた方が良いなどというデマニュース、フェイクニュースも送られてきました。はたまた、Twitterやネットニュースを見ていると、「このまま感染者が増えたら都市封鎖(ロックダウン)する!」という、これまた根拠不明な情報が溢れています。
【「4月1日にも緊急事態宣言」とネットに臆測、首相が否定】
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200330-00050188-yom-pol

客観的データをもとに解説します

今、色々な情報が溢れかえっていて、若干の混乱状況にある中において、冷静な判断が求められています。客観的データをもとに志村けんさんが亡くなった原因と都市封鎖(ロックダウン)は本当に必要なのか?という2点について書いてみます。

志村けんさんの死因は?

まず、志村けんさんが亡くなった原因は皆さんもご存知の通りコロナウイルスが原因です。では、コロナウイルスで重症化するリスク因子、年齢などを現時点で分かっている情報とデータを用いて一つずつ検証をし、志村けんさんに当てはまるのか見てみたいと思います。

●コロナウイルスで重症化するリスク因子について
国立がんセンター東病院が発表した「新型コロナウイルス感染者について」の調べによると以下の3点にまとめられます。
・高齢であること
→60歳以上は重症化や死亡のリスクが高いとのこと
・併存疾患がある
→心・血管系疾患、糖尿病、高血圧、慢性呼吸器疾患
・がん患者もリスクがある

●年齢別 累計感染者数・死亡者数
JX通信社のサイトには、「年齢別 累計感染者数・死亡者数 データ提供元:FASTALERT(ファストアラート)新型肺炎ダッシュボード」がグラフで公表されております。

こちらのグラフを見てもらえれば、分かるように70代からの致死率(6.2%)が上昇していることが分かります。

【志村けんさんの年齢、持病、生活習慣など】
・年齢:70歳
・持病:肺炎の病気を患っていた、肝硬変や胃の切除も行っていた
・生活習慣:2016年に肺炎で入院するまで1日60本以上の喫煙というヘビースモーカー
以上のことから、コロナウイルスに感染してから重症化、重篤化してしまうリスク因子を多く持ち合わせていたと考えられます。

都市封鎖(ロックダウン)は本当に必要か?

先ほどの「年齢別 累計感染者数・死亡者数」でもそうですし、先日の私のブログ記事でも記載しました通り、感染者が日に日に増え続けてはいるが、感染爆発(オーバーシュート)やパンデミックなのか?という点は重要な問題です。

仮に感染をしたとしても軽症で済み退院できれば問題はありません。問題は感染者数の増加ではなく、致死率が上がらないことです。致死率の高いイタリア、スペイン、イランのようにならないことが大切です。現時点では、日本の致死率は低いため、無闇に政府が緊急事態宣言などを出したり、東京都が都市封鎖(ロックダウン)などをして、経済活動を強制的にストップさせたり、国民社会を混乱に陥らせるようなことがないようにすることが大切です。

また、東京都が1ヶ月間も都市封鎖(ロックダウン)した場合、どの程度の経済的損失などが生じるのかを第一生命経済研究所の熊野英生・首席エコノミストが試算したとのニュースがありました。
【ロックダウンで東京は6割自宅待機? 5兆円経済損失も】
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200330-00000066-asahi-ind

ある方は緊急事態宣言を出し、都市封鎖(ロックダウン)をしないと医療崩壊が起き、経済がダメになると主張する方もいますが、それは違います。確かに感染者数は日に日に増えてはいますが、致死率の低さとを鑑みた場合、都市封鎖(ロックダウン)をした後の方が取り返しがつかなくなります。経済とは有機体であり、生命体と同じなのです。経済活動をストップさせるということは、生き物の呼吸を止めるのと等しい行為です。

まとめ

志村けんさんの主な死因については、やはり年齢によるものと持病、生活習慣の3点が大きく起因していると考えられます。原因と結果を私たち国民も冷静に見極める必要があります。

国や行政が経済活動を強制的にストップさせることは、善意と勘違いした人々による国民への殺人行為に等しいと、私は考えています。そこは強く主張します。物事の判断には、比較検討や費用対効果、トレードオフが付き物です。今回のコロナウイルスについて言えば、感染者率、致死率を鑑みて、国や行政の方々は冷静な判断をして頂きたいものです。

参考資料

1.志村けん死去、新型コロナ感染で入院中だった 23日新型コロナウイルスの陽性と判定された
https://toyokeizai.net/articles/-/340837

2.「若者はカラオケ・ライブハウス、中高年はバー・ナイトクラブなど接待を伴う飲食店を控えて」小池都知事が呼びかけ
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200330-00010035-abema-pol

3.「4月1日にも緊急事態宣言」とネットに臆測、首相が否定
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200330-00050188-yom-pol

4.新型コロナウイルス感染者について(国立がんセンター東病院の調査)
https://www.ncc.go.jp/jp/ncce/division/safety_management/about/kansen/040/COVID-19.html

5.年齢別 累計感染者数・死亡者数(データ提供元:FASTALERT(ファストアラート)新型肺炎ダッシュボード)
https://newsdigest.jp/pages/coronavirus/

6.データで読み解くコロナウイルス問題について
https://hatatomonori.blog/column-corona/

7.ロックダウンで東京は6割自宅待機? 5兆円経済損失も
https://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20200330-00000066-asahi-ind

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