新型コロナウイルスとの共生は可能か?

お世話になっております。 Webコンサルタントの秦智紀(はたとものり)です。

緊急事態宣言が発令されて一週間が経ちましたが、政府は「最低7割、極力8割」の接触削減を目標に掲げたが届いていないそうです。
・宣言1週間、接触8割減の目標届かず 政府に危機感
https://news.yahoo.co.jp/articles/e65b27ccf33d27232be6ea398ee3a9a3a56c8d9a
現実的に考えても私たちが、生活を営む上で完全な引きこもりをしない限り、接触8割削減はできないと思います。

今回は、タイトルの通り私たちはコロナウイルスとの共生についてを考えてみたいと思います。

これから普通の生活ができるのか?

緊急事態宣言が発令されてから一週間が経ちましたが、政府が掲げた接触8割減の目標は届かず、それどころか感染者数は増え続け、8,177名になりました。

もしかしたら、皆さんの職場でもコロナウイルスに感染したという情報が入ってきてるのではないでしょうか?

その中において、大きく次の3点が気になるところではないでしょうか?
・感染リスクは極力ゼロにしたい。
・しかし、それでは仕事ができず困る。
・いつまで続くのか?どう折り合いを付ければ良いのか?

と、このような思いが強くなっているのではないでしょうか?

感染リスクの「リスク」について

さて、2011年東日本大震災の時の原発事故の時もそうでしたが、今回の新型コロナウイルスでも気になるキーワードが出てきます。

・原発リスク
・感染リスク

テレビやニュースでも度々、「リスク」というワードは出てきますが、皆さんはこの言葉にどのようなイメージをお持ちでしょうか?

「危険なもの!」、「超ヤバイやつ!」みたいな感じでしょうか?

リスクとは何か?

私は、大学院で経済学やファイナンス(金融工学)というものを学んできました。実を言うとファイナンス(金融工学)というのは、「リスク」を経済学などに応用して、研究する学問でもあるので、「リスク」と聞くと、どうしてもテレビやニュースで出てくるものと違った形で見てしまいます。

では、リスクとは何か?リスクには2つの意味合いがあります。
・計算可能なリスク
・計算不可能なリスク

はい、もうこの時点で意味不明ですよね。わかります。よーく、わかります。でもリスクというのは、「計算したら出てくるもの。」、「計算しても分からないもの」という風に理解して頂ければ問題ないかと思います。

より正確に言えば。
・計算可能なリスク・・・確率によって予測できる「リスク」
・計算不可能なリスク・・・確率的事象ではない「不確実性」
という風に20世紀前半に活躍したアメリカの経済学者フランク・ナイトが著書『Risk, Uncertainty and Profit(危険・不確実性および利潤)』で定義しました。これは、経済学部の学生なら誰しも知るリスクと不確実性の定義ではないでしょうか?

感染リスクは最適化できるか?

ここのところ、有名人の感染者が退院をして自宅療養をしているというニュースも入ってきています。これは症状が軽症である場合と重症だったが治療の結果として良くなったという場合があります。軽症だったパターンとして作家の宮藤官九郎さん、重症だったが生還したイギリスのボリス・ジョンソン首相などが考えられると思います。
・ジョンソン英首相が退院、「助からない可能性あった」 医療者に感謝
https://www.bbc.com/japanese/52266017

ここで何が言いたいかと言えば、コロナウイルスに関しての感染については防疫をしっかりとしていても感染してしまうことは、仕方のないことです。これは恐らく「リスク」の観点から言っても確率的に一定程度は罹患する可能性が出てくるからです。しかし、ここで重要なことはリスクをゼロにすることはできないということです。そのことに対する社会的なコストを比較する必要があります。

※このことについて、端的にホリエモンこと堀江貴文さんが、解説をされている動画がありますので、ぜひご参考までに。

【堀江貴文】「緊急事態宣言」をどう耐え抜くか

まとめ

今回のタイトルのまとめとしては、なかなか難しい問題ではありました。

特にまだ原因不明のウイルスでもありますし、こういう風にしたら良いんだよという答えは世の中的にも明確には出ていません。ただ、これだけ言えるのは、誤った情報や極端な情報によって判断力を失うことだけはしないで欲しいということです。

医療関係の立場の方々からすれば、感染リスクは極力でもゼロに近付けたいという思いは強いでしょう。しかし、社会全体の運営面から見れば、感染リスクをゼロしたら経済は成り立ちません。経済が成り立たなければ、私たちの社会生活はどうにもならなくなります。

コロナウイルスの原因が判明するまで、ワクチンが開発されるまで、国がずっと面倒を見てくれるわけでもありません。それは、先日の政府の緊急経済対策を見れば分かることです。全くの期待はずれの内容です。自粛か経済活動かのトレードオフも決められない。なおかつ事業規模は最大級と言いつつも財政支出は物凄く少ないという経済対策は言いがたい内容です。

感染者の中からも回復をし、退院されている方々も増えているのですから、どこかの時点で今まで自粛から正常化へと戻る時が必ずきますから、その時までにどうウイルス対策と日常生活との折り合いをつけていくのかというのを緊急事態宣言の間は、自分の心の中で決めておくべき期間ではないかと思います。

参考資料

1.宣言1週間、接触8割減の目標届かず 政府に危機感
https://news.yahoo.co.jp/articles/e65b27ccf33d27232be6ea398ee3a9a3a56c8d9a

2.アメリカの経済学者フランク・ナイトの著書『Risk, Uncertainty and Profit(危険・不確実性および利潤)』

3.ジョンソン英首相が退院、「助からない可能性あった」 医療者に感謝
https://www.bbc.com/japanese/52266017

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